金価格が高止まりする中、富裕層が保有する金地金が新たな収益源となっている。(黄金のイメージ写真/余鋼・大紀元)

金価格が高止まり 富裕層が始めた「金を生む」新戦略

国際金価格は、史上最高値からやや下落したものの、依然として1オンス当たり4,000ドル前後という歴史的な高水準を維持しています。金は今や、単なる「安全資産」という位置づけを超えつつあります。

CNBCの報道によると、金の価値がかつてない水準にある中で、世界の超富裕層は従来の考え方を大きく転換し始めているといいます。金庫に保管した金地金をただ眠らせておくのではなく、「ゴールドリース(黄金の貸し出し)」を通じて、安定的なキャッシュフローや収益を得ようとする動きが広がっています。

 

一般的に、金は利息や配当を生まない「非収益資産」とされ、リターンは価格上昇によるキャピタルゲインに限られてきました。しかし、金価格の高騰が続く中で、富裕層の間ではこうした固定観念が崩れつつあります。

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