資料画像。2007年12月1日、中国・雲南省昆明市の精神病院の廊下。(China Photos/Getty Images)
中国で一般化する「精神病院送り」の現実

中国で苦情を言えば「精神病院送り」

中国では、精神病院が人を治す場所ではなく、人を従わせ、社会から消すための装置として使われている。

役所や警察に不満を訴え、引き下がらなかっただけで「精神に問題がある」とされ、隔離される。入る前は理不尽に声を上げていた普通の人でも、いったん精神病院に入れられれば、薬物投与や拘束、圧力の中で声を失い、退院する頃には何も言えなくなる。日本人の常識では想像しがたい現実が、いまも中国にはある。

その実態を裏づける出来事が、大連市と宜昌市で相次いで明らかになった。

▶ 続きを読む
関連記事
福建省漳州刑務所に収容されていた元収容者が、劣悪な生活環境、強制労働、体罰、政治教育の実態を証言した。中国の刑務所における人権侵害の一端が浮かび上がっている
中国・広西で洪水により養殖場が破壊され、約900匹のヘビが逃走。コブラ流出の懸念も広がり、住民の咬傷被害が発生、1人が死亡。産業への影響も懸念されている
中国広西で豪雨とダム決壊により大規模洪水が発生。貴港市の学校では1万人超の教職員と学生が孤立し、物資不足や避難遅れが深刻化。毒蛇流入の報告もあり、救助体制の不備が浮き彫りとなっている
EVやAI、海外の港への投資まで軍事戦略と一体化。中国が進める世界規模の構想とは?
習近平政権は「反腐敗は長期戦」と強調。しかし内部関係者は、「本当の狙いは不忠な幹部の排除だ」と指摘する