経団連・筒井会長 中国の輸出規制を「経済的威圧」と批判 日本経済への影響を危惧
令和8年1月13日の定例記者会見において、経団連の筒井会長は、中国共産党(中共)政権が発表した軍民両用品目の対日輸出管理強化に対し、「明らかな経済的威圧行為である」と述べ、極めて強い遺憾の意を表明した。日本のみをターゲットにした今回の措置は、依然として不透明な点が多いものの、経済界に強い警戒感を与えている。
中国による今回の措置は、軍事・民生の両方に利用可能な品目の輸出管理を強化するものである。筒井会長は、この措置が日本を唯一の対象としている点を重く見ており、これを経済的な圧力を背景とした威圧行為であると断じた。
背景には、G7および一部の資源国が、レアアース等の重要鉱物の供給網(サプライチェーン)において中国への依存度を低減させる方針を打ち出していることが挙げられる。筒井会長は、同志国との国際的なネットワークを構築し、特定国に依存しない供給体制を整備することの重要性を強調しており、G7主導のこうした取り組みを歓迎する意向を示している。
関連記事
クレジットカード決済代行の全東信が破産し、加盟店への未払いは約53億円に上る。制度上、決済代行業者への監督が不十分な点が浮き彫りとなり、政府は相談窓口や資金繰り支援を開始。規制強化の是非も議論されている
政府は光通信用半導体の量産計画を認定。富山・新潟に約6千億円を投資し、最大1600億円を助成する。AI時代の電力課題に対応し、国内サプライチェーン強化と生産拠点分散を進める
日中関係の緊迫化に伴い相次ぐ邦人拘束やレアアース規制。資源依存からの脱却と経済安全保障の強化を迫られる中、ビジネスの建前を排し、自由と尊厳を守る独立国家としての「本心」に目覚め始めた日本を描く論評
政府は、経済財政運営の基本方針である「骨太の方針」原案について、日本銀行の独立性に配慮した文言へと再修正する方向で調整に入った。原案の文言が「日銀の利上げをけん制している」と受け止められ、長期金利はおよそ30年ぶりの水準まで急上昇した
経団連の筒井義信会長は7月6日の記者会見で、中国が日本の企業・団体に対する輸出規制を強化したことについて「極めて遺憾」と述べ、措置の撤回を求めたいとの考えを示した