歴代4人の大統領の顔が刻まれているラシュモア山(shutterstock)

アメリカに君主がいたら 現代政治に欠けた視点

ご存じのように、米国人には君主制に対する懐疑が根強く存在する。

アメリカ人のDNAには、君主制を軽蔑し、実力ではなく生まれによって地位を得た者を見下し、「民衆による政治」を大切にする。これは1776年7月4日の建国以来変わらぬ原則で、当時植民地の住民は英国国王ジョージ3世の支配を終わらせる戦いに勝利した。

アメリカ人はその後、国王という存在を明示的に排し、権限が厳格に制限され、相互に均衡の取れた連邦政府を備える国家を築き上げた。これらの原則は、明確な社会契約としての憲法によって保障されている。

▶ 続きを読む
関連記事
少子化の進行が、世界を「保守化」させるという驚きの予測。リベラル層に比べ保守層の出生率が高いというデータに基づき、将来の人口構成が政治に与える衝撃を、ジョージ・オーウェルの警告を交えて解き明かす
習近平による軍の粛清が、台湾侵攻の計画に与える影響を分析。指揮官追放による実戦能力の低下、兵站の不備、経済制裁のリスク、米軍の抑止力を詳述し、強行軍が共産党崩壊を招く危険性を指摘する解説記事
中国当局は、国内経済における需給バランスの不均衡を是正する必要性を認めながらも、結果としてその問題を悪化させるような政策を選択している
AIの急速な普及は、私たちの生活を便利にする一方で、人間の判断や尊厳をどこまで機械に委ねるのかという根源的な問いを突きつけている
トランプ氏の4月訪中計画に対し、習近平政権の深刻な内情から「時期尚早」と警鐘を鳴らす。軍高官の相次ぐ粛清による統治不全や、公約不履行の歴史を指摘し、今行けば独裁を助長しかねないという