台湾の中天テレビ(CTi TV)の記者兼キャスターである林宸佑、スパイ活動に関与した疑いで捜査を受けている(新唐人)

台湾記者 スパイ関与容疑で拘束 台湾基進党が局の関与調査を要求

台湾の中天テレビ(CTi TV)の記者兼キャスターである林宸佑容疑者が、スパイ活動に関与した疑いで捜査を受けている。台湾の検察・捜査当局は1月17日、国家安全法、汚職治罪条例、刑法の秘密漏えい罪の疑いで、林容疑者と現役および退役の軍人計6人について、勾留および接見禁止を裁判所に請求し、認められた。

これを受け、台湾の政党「台湾基進」は19日、中天テレビ本社前で記者会見を開き、「本件は記者個人の問題にとどまらない」と強調した。メディアが中国共産党(中共)の浸透工作の道具となるべきではないとして、事件における中天ニュースの関与について、徹底的な調査を求めた。

台湾基進・台北市党部の主任委員である呉欣岱(こ きんたい)氏は、「林記者の資金の流れや担当業務の内容と、軍人に自白映像の撮影を求めた時期が重なっているかどうかを、時系列で詳しく確認しなければならない」と指摘した。さらに、「問題の映像が中天テレビのプラットフォーム上で使用され、台湾社会に対して『降伏論』や『亡国感情』を繰り返し拡散していなかったかについても、徹底的に検証する必要がある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾軍の国防用ドローン調達を巡り、落札業者が中国製の部品などを使用した疑いが浮上した。高雄の橋頭地検は国家安全法違反などの疑いで捜査し、業者責任者の勾留が決まった
台湾政府は2027年度予算案で、防衛関連費を初めて1兆1225億台湾ドルに拡大する方針を示した。GDP比3%超の水準で防衛力を強化し、国民1人当たり1万台湾ドルの給付も行う
台湾の漢光42号軍事演習は、分散型指揮、予備役動員、通信障害、重要施設防護、海上封鎖対策までを検証。軍・政府・企業・民間が連携し、中国の侵攻やグレーゾーン圧力に備える総合防衛体制を試した
台湾の裁判所は8月11日、中国共産党(中共)政権の指示を受けて台湾の選挙に介入した罪などで、中国出身の活動家に懲役7年を言い渡した。
中国共産党軍とインドネシア海軍が台湾東部海域で航行演習を実施することについて、中華民国大陸委員会は8月11日、中国共産党(中共)による軍事的挑発行為は、中華民国の主権を著しく侵害し、地域の安全を脅かすものだと強く非難した。