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冷え・太りにくい体質を変える 陽気と代謝の整え方

「水を飲んだだけで太る」という話を耳にすることがありますが、これは減量における重要なポイントである「代謝」を端的に表しています。体が水分をうまく代謝できなければ、いわゆる「むくみ太り」の状態になってしまいます。中医学では、代謝が悪い原因は「陽気不足」にあると考えられており、太りにくい体質をつくるための鍵は、陽気を高めること、特に消化器系の陽気を養うことにあります。

陽気とは、体を温め、活動させるエネルギーのことです。現代医学では、ミトコンドリアが細胞内でエネルギーを生み出す工場だと知られていますが、研究によると、長時間座りっぱなしの生活はミトコンドリアの機能を低下させ、細胞に十分なエネルギーを供給できなくなり、さまざまな不調や病気の原因になります。このミトコンドリア機能の低下は、中医学でいう「陽虚体質」とよく似た状態だと考えられます。

陽気が不足すると代謝機能が低下し、次のような症状が現れやすくなります。

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