張又侠の拘束場所が判明か 蔡奇が現地で直接指揮との情報
先日、元上海の実業家である胡力任氏が、北京の当局者からの情報として、中国共産党(中共)中央軍事委員会の元副主席である張又侠(ちょう・ゆうきょう)が、現在、河北省廊坊市固安にある中央警衛局の閉鎖的な基地に拘束されており、蔡奇(さい・き)がその審査と処分を統括していると明らかにした。この説は当局によって公式に確認されたものではないが、現在の共産党上層部の権力運用と軍内部の粛清に対する外部の関心を強く引き起こしている。
胡力任氏は2月1日、大紀元の取材に対し、得られた情報は現在も現職にある北京の高官からのものであると語った。その官僚は、張又侠は拘束後、北京の都心部ではなく、北京の真南に位置する河北省廊坊市固安一帯の中央警衛局訓練・閉鎖施設に移送されたと明言した。
公開資料によると、河北省廊坊市固安県は、北は永定河を挟んで北京市と向かい合っている。北京の天安門からは50キロ、北京大興国際空港からは8キロの距離にある。
胡氏の分析によれば、北京中心部は土地と安全保障上のリソースが極めて逼迫しているため、中央警衛局は何年も前から訓練、審査、拘束といった機能の一部を廊坊・固安ラインへと外郭化させてきた。これらの施設は交通の便が良く、管理が厳重であり、中南海との迅速な連携を維持しつつ外部の視線を遮断できるため、「高度に敏感な対象」を扱うのに適している。
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