2013年3月4日、中国の北京にて、天安門から双眼鏡で広場を監視する2名の中国武装警察 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

張又侠拘束で文武百官が「沈黙のボイコット」開始

中国共産党(中共)の軍内部で、習近平氏が主導する軍事委員会の指示に武官が従わない動きを見せている。これに呼応するように、文官による行政システムも消極的な対応を取り始めた。その結果、一部の行政命令がスムーズに伝達・実行されない事態に陥っていることが、内部事情に詳しい関係者の証言で判明した。複数の消息筋は、このような軍事指揮権の機能不全は今回が初めてではないと指摘し、江沢民時代の中南海における法輪功の陳情事件の際、軍の指揮が滞った内情を振り返った。

最近、中共軍内では政治的な粛清と忠誠心の強制的な植え付けが強化されている。中共の内部事情に詳しい馮氏は、習近平による張又侠と劉振立の処分は軍に巨大な動揺を与えたが、中共自体への衝撃はより深刻であると述べる。この影響により、習近平が「一人の中央軍事委員会」方式で行使してきた指揮権の難易度が明らかに上昇しており、軍内部の権力構造が実質的な変化を遂げつつあるという。

馮氏によれば、長年にわたり専門能力よりも政治的忠誠を優先し、実務派の軍事力を排除し続けてきた制度的な弊害が、今まさに噴出している。先日昇進したばかりの張昇民・軍委副主席は、五大戦区および各兵種に対し「中央軍委の統一指揮を断固支持する」との声明を出すよう求めたが、実際の進展は非常に限定的だ。

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