11月8日中国税関総署が発表した10月貿易統計では、輸出は前年同月比6.9%減、輸入も同18.8%減になった(Getty Images)

IMFが指摘する中国経済の不均衡 日本企業に広がる「チャイナ依存低減」の動き

世界経済の牽引役として注目され続けてきた中国経済が、今、大きな転換点を迎えている。国際通貨基金(IMF)が発表した最新の対中4条協議報告書によると、2025年の中国の実質GDP成長率は当局の目標である5.0%を達成している。

しかし、その内実は輸出主導の回復であり、国内の不動産不況やデフレ圧力、そして悪化する対外関係といった複合的な課題が、今後の成長軌道に影を落としている。

IMFは中国経済が複数のショックに対して「強靭性」を維持していると評価しつつも、成長モデルが深刻な不均衡に直面していると警告した。民間消費や投資といった国内需要は力強さを欠いている。

▶ 続きを読む
関連記事
IMFはなぜ「待った」をかけたのか? 消費税2年間ゼロ案の裏にある財政リスクと、政府が急ぐ「給付付き税額控除」への転換シナリオ
高市総理は18日、日米「戦略的投資イニシアティブ」の第一陣プロジェクトで合意したと発表。人工ダイヤ製造やAIデータセンター向け電力供給など3分野で協力し、経済安全保障と日本企業のビジネス拡大を目指す
米投資会社バークシャー・ハザウェイが2025年末の保有銘柄を公表。アマゾン株の約8割削減やアップル株の売却継続に加え、NYタイムズ株の新規取得が判明した
日米両政府は、総額5500億ドルの対米投融資計画の第1弾として、ガス火力発電や原油輸出港など3事業・約5.5兆円規模の投資を決定。エネルギーや重要物資の供給強化を図る