普天間返還「認識の齟齬はない」小泉防衛相 滑走路条件の報道を否定
令和8年2月20日の防衛大臣記者会見およびその後の小泉防衛大臣の情報発信において、普天間飛行場の辺野古移設とそれに伴う返還条件を巡り、日米間の認識共有について詳細な説明が行われた。
記者会見での質疑応答では、「緊急時に長い滑走路を備えた代替施設が確保されるまで普天間飛行場が返還されないおそれがある」とする一部報道について問われ、大臣は日米間に認識の齟齬はない旨を強く主張した。
一部報道で焦点となった「長い滑走路」に関する事項は、米国側から新たに突きつけられた条件ではない。これは平成25(2013)年に日米両政府で合意・公表された「沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画」において、普天間飛行場の返還条件として示された8項目のうちの一つである。統合計画では、「普天間飛行場代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」と明記されている。小泉大臣は、これがあたかも新しい論点であるかのように取り上げられているが、これまで国会でも議論され、政府から度々説明してきている既存の合意事項に過ぎないと指摘した。
関連記事
政府は10月1日、サイバー対処能力強化法とサイバー対処能力整備法の一部を施行し、重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の運用を開始した
日米共同演習「キーン・ソード27」が10月19~29日に行われる。自衛隊約4万5千人が参加予定で、前回より規模を拡大。フィリピンや欧州各国の軍も実施部隊等に加わる。特定の国は演習の相手として明示していない
自衛隊がインドネシアの山林火災で、海外初となる消火任務を終えた。CH-47輸送ヘリ3機で40回超の活動を行い、約220トンを放水。火災が続くなか、現地側が自力で対応可能になったことを受け、撤収する
小泉防衛相は29日の会見で、広島・長崎の惨禍を繰り返さない決意を示す一方、侵攻を防ぐ抑止力の必要性を訴えた。非核三原則などをめぐる「タブーなき議論」には被爆地から反発も出ている
日本政府は安全保障政策の見直しを加速させている。AIやドローンなどの「新たな戦闘方式」が、「安保3文書」改定の重要な課題となる。元自衛官の矢野義昭教授は、2026年版「防衛白書」が3文書の改定に向けた重要な参考資料になるとみている