ワクチンメーカーに対する免責は撤廃すべき 製造者の責任を再考する
2月11日、ランド・ポール上院議員(共和党)は、草の根の支持が広がれば最終的な成立も十分に見込める、きわめて重要な法案を提出した。それは公衆衛生サービス法を改正する法案である。1986年に成立したワクチン製造業者に対する免責措置を撤廃する内容だ。マイク・リー上院議員(共和党)も共同提案者だ。
ワクチンに対する賛否がどうであれ、この法案には意義がある。ワクチンを市場経済における通常の製品として位置づけ、他のすべての医薬品や市場で流通する消費財と同様に、製造者が責任を負う仕組みに戻すということだからだ。これは業界を罰するためではない。特別な免除を取り除き、他の産業と同じ基準に従わせるにすぎない。
免責措置が導入されてから40年の間に、ワクチン製造業者は自社製品を小児科に持ち込み、すべての子どもに接種させることを目指して競い合ってきた。多くの場合、就学や課外活動への参加の前提条件として接種が求められている。何百万人もの人々が注射を受け入れざるを得ない状況にあるだけでも問題だが、仮に健康被害が生じても製造側が責任を負わないとすれば、それは看過できない。
関連記事
日本の脳梗塞研究が『Nature』に掲載され、脳の修復と制約のメカニズムが話題だ。一見矛盾するこの働きは、二千年以上前に『黄帝内経』が説いた「陰陽五行・生剋制化」の法則と一致する。人体の神秘に迫る
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
イーロン・マスク氏が世界初の「1兆ドル富豪」となった。この数字の裏には、より深い経済の物語が隠されている。それは、金融市場が「長期かつ高リスクの技術的賭け」に対して莫大な価値を与えているということだ
宇宙、AI、市場制度が絡み合う米中覇権レースの最前線を、SpaceXの史上最大IPOと日本の通信・インフラ安保の死角から読み解く。今後5年の地政学リスクと、日本が生き残るための要諦を提示する特別レポート
娘が父親の叱責をAIに相談し通報に至った事件を機に、現代の家庭教育の崩壊と道徳的危機の深層に迫る。学校が道徳教育を放棄し法律が親のしつけを奪う中、AIに善悪の判断を委ねる社会への強い警鐘を鳴らす