遼寧省瀋陽市の瀋陽烈士陵園を歩く高齢の中国共産党軍の退役軍人。2017年3月29日撮影(STR/AFP/Getty Images) マイケル・チュアン 2026年2月27日(2026年2月27日更新)

台湾海峡で戦争が起きた場合の再招集呼びかけ 疑問を呈する中共軍の退役軍人

中国共産党(中共)政府当局が台湾紛争への備えを呼びかける中、中国の退役軍人の一部からは、果たされない約束や経済的困難、広がる失望感が指摘されている。

 

長年にわたり、中共当局は軍の退役軍人に対して単純なメッセージを発信してきた。国家から召集があった場合には従うことが期待されているというものである。2025年4月に施行した中国共産党軍(中共軍)の改定軍事規則では、正式な退役宣誓の最後に「戦争があれば、召集されたとき我々は戻る」という文言が盛り込まれている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国恒大集団の創業者、許家印被告に違法な資金調達や業務上横領など8罪で無期懲役判決。全財産没収と不法所得の追徴も命じられ、恒大2社には計158億2000万元の罰金が科された
江沢民の生誕100年の記念式典で、習近平は異例の調子で称賛した。だが、官界の腐敗、反日教育、法輪功への残酷な迫害、臓器収奪など、江沢民が残した禍根は、今も消えていない。生誕100年の節目を機に、江沢民政治の実像をたどる。
中国共産党の習近平がこのところ、元総書記の江沢民を異例ともいえる形で称賛している。専門家は、その背景には、共産党大会の次回開催を前にした習近平の権力維持に向けた思惑があると分析している。
中国の元首相・朱鎔基への献花は管理され、ネット投稿も制限か。当局は、追悼が政府への不満に広がることを恐れている
中共の治安・司法部門で過去の事件をさかのぼる大規模調査が進んでいる。権力と金銭をめぐる癒着や軽い量刑を再調査し、海外移住者には国内の家族を通じて帰国を求める動きも出ている