3月1日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのウェストLA地区にある連邦ビル前で、イラン系住民が1979年のイスラム革命以前のイラン国旗と米国旗を掲げて集まった(Apu Gomes/Getty Images)

米イラン戦争が中共の地政支点を削る 北京の台湾海峡構想に打撃

中東の戦火が台湾海峡情勢にも波及している。アメリカとイスラエルによる「壮絶な怒り」作戦はイラン政権を打撃し、中国共産党(中共)の地政学的な足場を揺るがした。イラン革命防衛隊はホルムズ海峡を封鎖したが、台湾の学者、蘇紫雲氏は「自らの足を石で打つようなものだ」と分析する。米シンクタンクの研究者も、「今回の作戦は米中角力の序章にすぎず、イラン政権の排除は中共の台湾海峡を巡る戦略構想から一つの駒を外すことに等しいと指摘した。

アメリカとイスラエルの空爆に対し、イラン革命防衛隊はホルムズ海峡封鎖を宣言した。すでに3隻の船舶が攻撃を受けたことが判明している。これが世界の原油価格に影響するかについて、専門家は、米政府が軍事行動と同時にイラン海軍の戦力を根本から抑える打撃を加えているため、過度に懸念する必要はないとの見方を示している。

台湾国防安全研究院国防戦略研究所の蘇紫雲所長は「アメリカは状況を十分に把握している。イランに対する軍事行動では、核戦力を封じ、革命防衛隊の武装力を破壊しただけでなく、イラン海軍に対しても先制的な打撃を加えている。トランプ氏も公に、イラン海軍は間もなく壊滅する可能性が高いと述べている。したがって、今後ホルムズ海峡を巡る不確実性は比較的早期に解消される可能性がある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米軍によるイラン急襲を的中させた予測家が、トランプ政権の次なる標的を「キューバ」と断言し話題となっている
3日の官房長官記者会見にて、緊張が高まるホルムズ海峡周辺における民間船舶の安全確保に向けた政府の対応策を明らかにした
米統合参謀本部議長ケイン将軍がペンタゴンで「壮絶な怒り作戦」の詳細を初公表。数か月の計画でイラン指揮系統を無力化。ハメネイ師ら上層部死亡確認、1千か所以上攻撃し制空権確保
イラン革命防衛隊は3月1日に、各国船舶に対し、ホルムズ海峡を通過しないよう警告。外部では、これにより原油価格が短期的に急騰する可能性があり、中共が最大の打撃を受けるとの見方が出ている