イランが米・イスラエルによる空爆を受けて以降、中国共産党(中共)軍が6日連続で軍用機を台湾周辺に派遣していない(新唐人)

中共軍機6日間姿見せず 背景に両会と軍粛清か

中東情勢の緊迫化が続く中、台湾海峡の情勢にも関心が集まっている。3月初め、台湾海峡周辺の空域は異例の静けさを見せている。これまで連日のように台湾周辺に接近していた中国共産党(中共)軍機が、すでに6日連続で姿を見せていないためだ。そのタイミングは、アメリカがイランに軍事行動を展開する時期と重なっている。ただし、学者は、中共軍機が現れない主な理由は、この数日に開催する中共の「両会」と、軍内部の粛清にあるとの見方を示し、台湾は引き続き警戒を高める必要があると指摘している。

中共軍機による台湾周辺への接近記録は、2月27日6時を最後に止まっている。すでに6日連続で台湾海峡周辺の空域では中共軍機の侵入を確認していない。直近では、2日前に高高度気球を確認したのみである。この空白期間は、アメリカとイスラエルがイランに対する共同軍事行動を開始した時期と重なっており、さまざまな憶測を呼んでいる。

台湾国防安全研究院国防戦略研究所の蘇紫雲所長は「中共の軍機は2月27日以降、5日連続で台湾周辺の空域への嫌がらせ飛行を行っていない。主な理由は政治的なものだ。台湾は依然として警戒を強める必要がある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした
台湾で暮らすため、結婚まで利用する。中国人男性の偽装結婚が問題に。背景には、経済不安と自由への憧れがある
中国共産党(中共)は軍上層部の粛清を続ける一方、台湾を包囲する海空軍の活動を拡大し、封鎖演習も行っている。当初7人だった中共中央軍事委員会のメンバーは、習近平と張升民の2人だけになったと報じられている。中国本土の研究者は、中共軍の指揮系統が動揺する中で台湾への軍事的圧力も並行して強まっており、台湾海峡で誤算や衝突が生じるリスクが高まっていると指摘した。
中国の人権派弁護士、王夏紅氏が家族とともに台湾で庇護を求めた。シオン教会の弁護を担当したことで中共当局から圧力を受けており、台湾当局は一家4人に「人道的滞在」を認めた