カーニー首相訪日 高市首相と会談 貿易・防衛協力強化で合意
3月6日、カナダのカーニー首相はオーストラリア訪問を終えた後、東京を訪れ、高市早苗首相と会談した。両国は会談で、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げることで一致した。
6日、カーニー首相と高市首相は新たな「日加包括戦略ロードマップ」に署名し、エネルギー供給の多様化やサプライチェーンの強靱化、貿易・投資の拡大など、エネルギー供給網の安定確保に向けた長期的な協力を進めることで合意した。
高市氏は記者会見で「今厳しさを増している安全保障環境、それからエネルギー、重要鉱物、食糧分野などの経済安全保障上の重要性の高まり、多元化の国際情勢に鑑みて、日本とカナダの関係の重要性はこれまでにないほど高まっていると考えている」と述べた。
経済と防衛の分野では、両国はサプライチェーンや重要戦略技術での協力を強化する方針だ。また、自衛隊とカナダ軍の共同演習の拡充も視野に入れている。
カーニー氏は「これは、宇宙通信、半導体、レアアース、小型原子炉、核融合、クリーンエネルギー技術、AI、そしてソブリン・クラウドといった分野で、信頼できる資源と能力を確保することを意味する」と述べた。
高市氏は「強靱なインド太平洋地域の構築への貢献となるだろう。また、サイバー政策に関する協議を持ち上げることで一致した」と付け加えた。
カーニー氏は、カナダ代表団が今後数か月以内に再び日本を訪問する予定であることも明らかにした。
関連記事
小泉防衛相は29日、フィリピンで開かれた第13回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)への出席後、記者団の取材に対し、中国共産党の国防部長・董軍との会談が実現しなかったことについて「残念に思っている」と語った
ドイツのメルツ首相が、中国共産党(中共)に対し、台湾海峡で武力を行使してはならないと警告した。28日、日本を訪問したメルツ氏は高市早苗首相と会談し、中共がもたらす安全保障上の脅威に共同で対応するため、軍事協力を強化することを決めた。
日本とフィンランド両政府は10月26日、防衛装備品や技術の共同研究・開発・生産を促進するため、「防衛装備品及び技術の移転に関する協定」に署名した。両国間で移転する装備品や技術の適正な管理に関する法的枠組みを整備し、安全保障・防衛協力の強化につなげる。
中共外交部の郭嘉昆報道官は26日の記者会見で、福田康夫元首相の逝去に哀悼の意を示す一方、福田氏が日中間の政治文書を重視していたことを引き合いに、「日本の現政権を担う者たちは、自らを省みるべきだ」と注文をつけた
外務省の中村仁威欧州局長は14日、ロシアのニコライ・ノズドレフ駐日大使を外務省に呼び出し、ロシア連邦保安庁(FSB)によるサハリン州での日本人拘束と、中国黒竜江省の政府関係者らによる北方領土・択捉島への訪問について申し入れを行った