(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

香港メディア 前中共外相 秦剛が副部級に降格 早期退職と報道

中国共産党(中共)の全国人民代表大会と中国人民政治協商会議(両会)が北京で開催されている。3月8日午前の主な日程は、王毅外相による記者会見だった。3年前の両会では、新任外相だった秦剛が国内外の記者会見を開いていたが、最新の情報によると、秦剛は副部級に降格され、早期退職した。

香港紙「明報」は3月8日、秦剛が昨年10月、北京国際音楽祭に姿を現したとの情報があると報じた。また翌月には、香港から北京を訪れていた香港人が、王府井の書店で秦剛を「偶然見かけた」という。その香港人は「確かに秦剛だった。キャップをかぶり、こめかみの髪はすでに白くなっていた」と語り、声をかけようとしたところ、秦剛は足早に立ち去った。

同紙は関係者の話として、秦剛は国家指導者級から副部級に降格され、早期退職したと報じた。「問題は『プライベート(男女関係)の問題』だったが、極めて悪い影響を及ぼした」とする。

▶ 続きを読む
関連記事
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという
中共は7月23日、元幹部3人に対する厳重処分を相次いで発表した。温家宝元首相の元秘書が「偽造身分証」を使用していたという異例の罪名が浮き彫りになったほか、機密漏えいや大学内の不正など、中共官僚機構の深い腐敗構造が改めて露呈
中国の一部SNSアカウントが中共幹部の失脚を事前に示唆している問題で、官製メディアが体制内の「内通者」による情報漏えいを報道した。学者は金銭目的だけでなく、党大会前の権力闘争や派閥間の情報戦が背景にある可能性を指摘
中国の国有金融機関幹部を対象に資産や収入の厳格な調査が進む中、監査回避を目的に離職しパスポートを取得して海外へ渡る動きが浮上。資産確認は家族名義や海外不動産にも及び、当局は実態把握を急いでいる
中国共産党(以下、中共)の権力の本質は、典型的な「土匪型権力」である。すなわち、暴力によって権力を奪取し、さらに暴力によってその権力を維持するというものである。