今年3月18日、ギャバード国家情報長官(中央)ら情報当局の高官が、上院情報委員会の公聴会に出席した。(Getty Images)

中共は2027年 台湾侵攻計画せず 米情報機関「米介入なら失敗リスク増」

アメリカの情報機関は3月18日、中国共産党(中共)が台湾への水陸両用侵攻について、その実行は極めて困難であり、失敗のリスクが高いとする分析を示した。特にアメリカが軍事的に介入した場合、作戦が成功する可能性は一段と低下する。

アメリカ情報機関を統括する国家情報長官室は18日、世界の脅威をまとめた34ページの年次報告書を公表。報告書は、中共による台湾侵攻をアメリカおよび国際社会にとって重大な潜在的脅威と位置付けるとともに、台湾有事にアメリカが関与した場合のコストにも言及した。

報告書によれば、中国指導部は2026年時点でも武力衝突の回避を図りつつ、最終的には台湾統一に向けた条件整備を進める公算が大きい。武力行使の選択肢を排除しない姿勢を対外的に示すとともに、アメリカが台湾を利用して中国の発展を抑えようとしている動きには報復する構えも示すが、「可能な限り非軍事的手段による統一を優先する傾向がある」と分析する。

▶ 続きを読む
関連記事
新たに公開された電子メールによって、米食品医薬品局(FDA)の高官は、国立衛生研究所(NIH)の関係者に対し、新型コロナウイルスワクチン接種後に一部の人々に生じた健康問題を研究すべきだと伝えていたことがわかった
米マサチューセッツ州で、中国人の男が別の中国人になりすまし、2024年米大統領選で有権者登録と投票を行ったとして起訴された。被害者夫妻名義の永住権放棄書類を偽造した疑いも持たれている
ファウチ博士の元側近デービッド・モーレンス博士が、公文書の破棄を共謀した罪を認めた。新型コロナ関連記録や情報自由法に基づく開示請求への対応、メール削除をめぐる経緯が明らかになった
新たに機密解除された約150ページに及ぶFBI(連邦捜査局)文書は、中国共産党(中共)のスパイと疑われる女性と米連邦下院議員との関係について、これまでで最も明確な全体像を示している。
不法入国者のチーリン・ウーは、米軍のB-2ステルス爆撃機とホワイトマン空軍基地周辺を無許可で撮影したとして、2026年7月初めにミズーリ州西部地区連邦地裁で禁錮6か月を言い渡された。中国に強制送還される予定だ