虚構で補う軍事力 AI情報戦の裏にある構造問題
米国とイランの対立が激化する中、情報戦と軍事力の実態との乖離が同時に浮き彫りになっている。一方でトランプ大統領は、イランが人工知能(AI)を用いて虚偽の戦果を作り出していると非難した。その一方で、欧州連合の最新報告は、中国共産党(中共)がAIを活用し、世界世論の操作を行っていると指摘している。分析によれば、これは単なる宣伝戦にとどまらず、中共体制内部の深層的問題とも関係している。
中東情勢の緊張が高まる中、情報戦も同時に激化している。トランプ大統領は、イランがAIによって偽の戦争映像を生成し、戦場で優位に立っているかのような印象を作り出していると批判した。
同時に、欧州対外行動庁(European External Action Service)によれば、中共もまたAIを大量に活用し、「外国情報操作・干渉」を行っていると報告されている。虚偽情報の拡散などを通じ、国際世論に影響を及ぼしているという。
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