中国・北京:2006年3月11日、北京の人民大会堂で開催される全国人民代表大会のセッションを前に、人民英雄記念碑の前を通りかかる中共軍の高級将校ら (Photo credit should read MARK RALSTON/AFP/Getty Images)

「上将斬り」の名に偽りなし 習近平が81人昇進させ66人粛清

中国共産党(中共)の党首・習近平が軍高層部の大規模な粛清を行い、「上将斬り」の異名をとっている。独自の集計によれば、習の就任後に81人が上将に昇進したが、一方で66人が粛清された。そのうち57人は彼自身が抜擢した人物である。

中共が軍階級制を復活させて以来、鄧小平は計17人、江沢民は79人、胡錦濤は45人を上将に昇進させた。これに対し、習近平は就任から現在までにすでに81人を上将に昇進させ、軍指導層の血を完全に入れ替えた。

しかし、この大規模な昇進の裏では、空前絶後の大粛清が進行している。特に習の3期目における粛清規模はさらに拡大している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党(中共)が近年、核戦力の増強を急速に進めており、国際社会の懸念を招いている。中共が核戦力を急増させ、巨大な核施設ネットワークを構築している目的について、袁紅氷氏は、習近平政権の極めて危険な国家戦略が背景にあると分析している
なぜ海軍ではなく海警なのか。台湾東方海域での巡航には、低コストで圧力をかける中共の新たな対台戦略が透けて見える
中国の人里離れた砂漠地帯では、少なくとも3か所の大規模な軍事複合施設の建設が進められていると報じられた。
CSISの分析によると、イラン・ウクライナ戦への対応で米国の兵器在庫が枯渇。トマホークやパトリオット等の補充に3年以上を要し、西太平洋での対中防衛に脆弱性が生じている。一方、中国側も実戦経験不足という弱みを抱える
中国共産党がミサイル生産を急加速させている。ブルームバーグの分析によると、2025年には関連企業の売上が大きく伸び、供給網に関わる上場企業は少なくとも81社に上った。米国が中東でミサイルを消耗する一方、中共は台湾有事やインド太平洋での衝突を見据え、備蓄と生産体制の拡大を進めている可能性がある