米 中国企業2社と中国人6人を起訴 フェンタニル原料販売の疑い
3月24日、アメリカ司法省は、オハイオ州の連邦大陪審が中国企業2社と中国人6人を正式に起訴したと発表した。被告らは、薬物原料を国境を越えて販売し、メキシコの麻薬カルテルと結託して、フェンタニルの大量流入に関与した疑いが持たれている。
起訴されたのは、山東比利氟化工(Shandong Believe Chemical)と山東苒航生物科技(Shandong Ranhang Biotechnology)の2社と、 ハンソン・ジャオ、ガオ・イエンポン、シア・イー、ジャン・ジエン、ワン・ジュオランとジャン・チュンハイの6人。
検察によると、被告らは2025年7月~26年1月にかけて、アメリカの顧客に薬物原料を販売し、フェンタニル製造に使われる原料を供給していたほか、暗号資産で代金を受け取っていたという。
FBIのカシュ・パテル長官は、「われわれはフェンタニルの原料物質、つまりこの致死性のある薬物の製造に必要な原料流通を食い止めなければならない。これこそが、私が中国を訪れた唯一の目的だ。こうした前駆体の流通を止めることができれば、メキシコなどで麻薬組織がフェンタニルを製造する能力を根本から削ぐことができる」と述べた。
供給網を根本から断つため、パテル長官は2025年11月に中国を訪問し、フェンタニル原料の供給ルートや国際的な法執行協力について中国側と協議した。
パテル氏は、「FBI長官が中国を訪問し、フェンタニル問題について直接協議したのは10年以上前のことだ」と述べた。
アメリカ側は、今後も多国間での法執行協力を強化し、供給網と密売網の取り締まりを進め、フェンタニルのアメリカ流入阻止に全力を挙げる方針を示している。
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