中国遠洋海運集団 中東向け予約を再開 ホルムズ海峡は通らず
イランをめぐる戦闘が続く中、中国の海運大手である中国遠洋海運集団が突然、中東向けの新規予約を再開すると発表し、さまざまな憶測を呼んだ。その後、同社はホルムズ海峡内へ航行する際の具体的な輸送計画を説明し、航路は海峡を通らず、海峡外の港まで海上輸送した後、陸路で運ぶ方式だと明らかにした。
3月25日、中国遠洋運輸集団のコンテナ部門は公式サイトで「中東地域情勢の更新—サービス案内 No.3」を発表し、極東から中東の一部の国への新規予約(通常コンテナ)の受付を再開すると発表した。対象国は、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、バーレーン、カタール、クウェート、イラク の6か国だという。
この発表を受けて様々な憶測が広がったため、同社はその後、「中東地域情勢の更新—サービス案内 No.3(訂正)」を発表した。内容では、オマーンを目的地に追加するとともに、具体的な輸送方法についても説明した。
関連記事
トランプ大統領は、ホルムズ海峡を航行する船舶に課す予定だった20%の護衛費を撤回すると明らかにした。湾岸諸国との協議を受け、費用徴収の代わりに対米投資を受け入れる方針に転じた
米国のトランプ大統領はイランへの海上封鎖再開を発表。対象はイラン船舶と関連取引に限定し、ホルムズ海峡の航行は維持すると強調。原油輸出への影響が懸念される
トランプ大統領は7月13日、アメリカがホルムズ海峡の管理を担い、通過する貨物輸送に20%の料金を課すと述べた
停戦合意を受け、ホルムズ海峡の通航が再開。原油価格は衝突前の水準に戻り、天然ガス市場も第3四半期以降に安定へ向かう見通しだ
ホルムズ海峡は通航可能とされながら、船底に付着した海洋生物の影響で大型タンカー約600隻が航行不能に。清掃には多大な時間と費用がかかり、正常化の遅れが懸念されている