事件が起きた福建省寧徳市の派出所。未成年少女へのわいせつ事件で軽い判決が下され、さらに加害者の過去を持ち上げる報道が物議を醸した。(動画より)
報道姿勢に批判

中国・警察のわいせつ事件 軽すぎる判決に批判 なぜか美談報道も

中国・福建省で、警察による未成年少女へのわいせつ事件が波紋を広げている。判決の軽さに疑問の声が上がる中、加害者の過去を持ち上げる報道が行われ、批判が強まっている。

問題となっているのは、福建省寧徳市の派出所に勤務していた警察官の男である。報道によると、この男は2026年3月、捜査を名目に未成年の少女を派出所に連れ込み、無理やりわいせつ行為に及んだ。一審では懲役2年9か月の判決を下したが、「罪の重さに見合っていない」との声が広がっている。

こうした中、山東省の国営系メディアは、この警察官について「過去に薬物事件の容疑者の取り押さえで刺され、結婚が延期になった」とするエピソードを紹介した。しかし、このタイミングでの報道に対し、ネット上では強い反発が起きた。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
米国防情報局が中国の秘密の再使用型宇宙機を捉えた鮮明な衛星写真を初公開。機体は米軍の無人宇宙往還機「X-37B」に酷似し、「神龍」の可能性が指摘されている
米人権団体フリーダム・ハウスの報告書で、中国のインターネット自由度は100点満点中9点となり、最低評価を記録した。中国本土では同団体の公式サイトへのアクセスが遮断され、上海の人権活動家も投稿記事を理由にアカウントを停止された
中国ロボット業界で、大型契約を公表した新興企業の操業停止や賃金未払いが発覚。架空受注の指摘もあり、主要需要の弱さが浮き彫りになっている。幅広い分野で破産・清算などが相次ぎ、技術開発と投資の過熱を背景に業界淘汰が進む
中国共産党に「三重の危機」が迫る。米シンクタンクが政治の混乱、経済の低迷、財政基盤の弱体化を指摘。中国の過剰生産は海外にも波及し、世界経済を揺るがす恐れがある