ホルムズ海峡(shutterstock)

クルーズ船がホルムズ海峡通過 航路安全に懸念 海運各社は慎重

4月17日午前、イランのアラグチ外相は、ホルムズ海峡を全面開放すると発表した。その後、トランプ大統領も海峡の開放を認めたが、米軍によるイランの港湾封鎖は継続すると強調した。この発表を受けて原油価格は急落したものの、海運各社はなお慎重な姿勢を崩していない。17日午後の時点でも、ホルムズ海峡を行き交う船舶は依然として少なかった。そうした中、大型客船1隻が海峡を通過してマスカットへ向かった。開戦以来、客船が同海峡を通過したのはこれが初めてとなる。

この客船「セレスティアル・ディスカバリー」は、ホルムズ海峡の通過時、乗客を乗せていなかった。運航会社の親会社であるセレスティアル・クルーズの発表によると、同社は、衝突の影響でペルシャ湾内に足止めされていた傘下のクルーズ船2隻について、4月の運航を取りやめた。

BBCによると、船舶追跡サービス「マリントラフィック」のデータでは、マルタ船籍の「セレスティアル・ディスカバリー」は3月初めにドバイへ到着した後、47日間にわたり同地にとどまっていた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領は29日、米国はイランのあらゆる動向を把握しており、「ピックアックス山」の核施設を厳重に監視していると語り、イランをけん制
ヘグセス米国防長官は上院公聴会で、米イラン戦争中に中国とロシアが「程度の差はあるが」イランの活動を支援していたと証言した。中東、欧州、太平洋で米国が直面する軍事的脅威にも言及
イラン大統領府向けの機密報告書で、国民の政府への怒りや政権不信が深刻化していることが明らかになった。80%超が食料不足に直面し、専門家は新たな抗議の可能性を指摘している
米軍が来週にも、イランのエネルギー施設や発電所への空爆に踏み切る可能性があると報じられた。一方、トランプ氏は、イラン側が米国に接触し、合意を求めてきたと説明。さらに、米国人1人が釈放されたことも明らかにした
米軍がイラン港湾への海上封鎖を再開し、イランは輸出ルート封鎖を警告した。ホルムズ海峡や紅海の航路に危機が広がり、原油価格も上昇している