2026年4月25日、米中央軍は、アラビア海で米軍のヘリコプターが制裁対象の商船1隻を確認し、航行を阻止したと明らかにした(米中央軍X)

米軍 イラン港湾封鎖を強化 船舶38隻が引き返す

4月13日に米軍がイランの港湾封鎖を開始し、タンカーや商船の出入りを禁止して以降、計38隻の船舶が引き返した。米海軍による迅速な阻止を受け、約10億5千万ドル相当の原油を積んだ船舶がイランの港に戻ったという。

タンカー追跡サイト「TankerTrackers」は26日、衛星画像で、原油を積んだタンカーがイランに戻ったことを確認したと発表。また、Xへの投稿で、米沿岸警備隊がインド洋で約3億8千万ドル相当のイラン産原油を押収したことを明らかにした。同社によると、このタンカーはアメリカへ向かっていたとみられる。

アメリカ国防総省は4月23日、米軍がインド洋で、制裁対象となっている無国籍タンカー「Majestic X」を停船させ、乗船検査を行ったと発表した。同船は当時、イランから浙江省舟山に向けて石油を輸送していたという。米海軍はまた、イラン産石油の輸送に関与したとして制裁対象となっていた別の無国籍船「ティファニ」号も停船させ、乗船検査を行った。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領がイランに対して強硬な警告を発したことに加え、湾岸地域で新たなドローン攻撃が相次いだことを受け、18日、原油価格は1%超上昇し、アジア太平洋地域の株式市場は全面安
UAE、アル・ダフラ地域のバラカ原子力発電所にドローンが着弾したと発表
ルビオ米国務長官は5月14日、台湾政策に変更はないと表明し、中共に対し、武力によっていわゆる「統一」を推し進めれば、それは「恐ろしい過ち」になると警告。ホルムズ海峡情勢について、危機の解決は北京自身の利益にもかなうとの見方を示した
ホルムズ海峡に近いUAEフジャイラ沖で、停泊中の船舶が拿捕された可能性が浮上した。同船はイラン領海に向かったとみられ、通信も途絶えている
韓国の安圭伯国防相は5月13日、同国がホルムズ海峡での航行の安全確保に向けた活動への参加を視野に入れていると明らかにした。直接的な軍事行動には加わらず、ホルムズ海峡通航の支援や協力を段階的に進める方針だ