今年4月24日、台湾の国策研究院は「米・イスラエル・イラン衝突下のグローバルな影響と台湾の安全」と題したシンポジウムを開催し、学者や専門家を招いて分析を行った。(大紀元)

「イラン戦争はウクライナ以上の地政学的影響」専門家 台湾シンポジウムで国際情勢を分析

台湾のシンクタンク「台湾国策研究院」は4月24日、「米・イスラエル・イラン衝突下の世界的影響と台湾の安全」と題したシンポジウムを開催し、学者や専門家を招いて分析を行った。専門家は、イラン情勢が国際秩序、エネルギー価格、安全保障の枠組みに影響を与えていると指摘したうえで、台湾への示唆として「非対称戦略、防衛力、エネルギー・レジリエンス(強靭性)」の重要性を強調した。

台湾の大手民間シンクタンク「中華経済研究院(CIER)」の経済法制研究センター主任の李淳氏は、イラン戦争の終結を促す要因は経済ではなくアメリカの中間選挙にあるとの見方を示した。アメリカのインフレ圧力は3.3%を超えているが、上昇しているのは石油単一要因にとどまるとした。

一方でアメリカの石油輸出は日量1300万バレルに増加しており、液化天然ガス(LNG)も同様の状況にあると説明した。また、価格上昇によりアメリカの財政は毎日5億ドル増加し、経済への影響を緩和していると述べた。これに対し、欧州連合(EU)諸国のエネルギー・レジリエンスは比較的脆弱だと指摘した。さらに、アメリカのエネルギー産業が安定的に発展すれば、高テク産業のアメリカ内回帰が加速すると分析した。

▶ 続きを読む
関連記事
英国海軍の無人水上艇で、搭載カメラが中国国内IPへ定期通信していたことが判明。国防省は接続を遮断し、機密流出や侵入の証拠はないとする一方、部品供給網の安全性に懸念が広がっている。
中共が南シナ海のスカボロー礁で自然保護区の新たな管理規定を施行した。米国は地域の安定を損なうとして非難。フィリピンとの海上衝突も相次ぐなか、南シナ海をめぐる緊張が高まっている。
WHOの医療物資倉庫がウクライナで攻撃を受け、破壊された。WHOは侵攻開始以来、医療施設などへの攻撃を3148件記録。テドロス事務局長は「医療は守られるべきだ」と訴えた。
ドイツで無人機が相次いで飛来。空港だけでなく軍事基地でも確認された。内相は「外国勢力による攻撃が日常化している」と警告。ロシアの関与も疑われ、ドイツで警戒が強まっている。
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が9日、長崎市で開かれた。台湾の李逸洋駐日代表は、長崎市が台湾代表の座席を各国の外交使節団が座る区域の外に配置したことについて、「台湾を矮小化するものだ」と批判し、式典への出席を見送った