超加工食品を大量に食べると脳の健康に影響を及ぼすことが研究で示されています。これはイメージ図です。(Shutterstock)

健康的な食事でも注意 超加工食品が脳に与える影響

現代生活では、工業的な工程を経て大量生産される超加工食品が至る所に存在しています。これらの食品は保存や摂取が容易である一方、多量の糖分、塩分、脂肪、そしてさまざまな添加物を含んでいることが多く、健康への影響が懸念されています。最近の研究では、超加工食品を大量に摂取すると、脳の注意力に悪影響を及ぼし、認知症の発症リスクを高める可能性があることが示されました。たとえ日常の食生活(例えば地中海式食事法)が健康的であっても同様です。

この研究は、オーストラリアのMonash Universityの栄養生化学者バーバラ・カルドーゾ氏が主導したもので、研究チームは認知症を発症していないオーストラリアの中高年2,100人以上を対象に、食事内容と認知機能を分析しました。

40歳から70歳までの参加者は、食事アンケートと4種類の認知機能テストを受け、注意力や記憶力が評価されました。また、人口統計データ、身体活動量、その他の健康情報も提供しており、研究者たちはそれらを用いて認知症リスクを算出しました。

▶ 続きを読む
関連記事
心臓外科医は、超加工食品や加糖飲料、加工肉、アルコールなどをできるだけ控えるべき食品として挙げています。何を減らし、何を増やすかを見直すことが、健康寿命を守る第一歩になります。
若い世代で増える大腸がん。その背景に超加工食品が関係している可能性が、24年追跡の大規模研究で示されました。最新データから見えるリスクと、日々の食習慣で意識したいポイントを解説します。将来の健康を守るヒントに。
安息香酸塩や亜硝酸塩、BHA・BHTなど一般的な保存料には、ホルモンやがんリスクとの関連が指摘されるものもあります。表示の読み方と置き換えの工夫を解説します。
人工甘味料飲料も糖質飲料も、脂肪肝の発症リスクを高める可能性があることがヨーロッパの大規模研究で判明。毎日の飲み物の選択が肝臓の将来を左右します