(中共)中央軍事委員会副主席の張升民は5月27日、軍幹部会議を開いた。出席した軍高官のうち、上将は張升民だけで、ほかの上将は姿を見せなかった(スクリーンショッット)

中共軍幹部会議 複数の高官が姿見せず

中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席の張升民は5月27日、軍幹部会議を開いた。出席した軍高官のうち、上将は張升民だけで、ほかの上将は姿を見せなかった。また、複数の中将も異例の欠席となった。

中共官製メディアの新華社によると、いわゆる「習近平強軍思想の浸透を深める専門会議」が5月27日、北京で開かれた。中共中央軍事委員会副主席の張升民が出席し、演説を行った。軍の各部門・各機関の幹部が出席し、意見交換を行った。

中共中央テレビの軍事チャンネルが報じた会議映像によると、壇上に着席していた上将は張升民1人だけだった。ほかの現役上将である国防部長の董軍、東部戦区司令官の楊志斌、中部戦区司令官の韓勝延は、いずれも出席していなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという
中共は7月23日、元幹部3人に対する厳重処分を相次いで発表した。温家宝元首相の元秘書が「偽造身分証」を使用していたという異例の罪名が浮き彫りになったほか、機密漏えいや大学内の不正など、中共官僚機構の深い腐敗構造が改めて露呈
中国の一部SNSアカウントが中共幹部の失脚を事前に示唆している問題で、官製メディアが体制内の「内通者」による情報漏えいを報道した。学者は金銭目的だけでなく、党大会前の権力闘争や派閥間の情報戦が背景にある可能性を指摘
中国の国有金融機関幹部を対象に資産や収入の厳格な調査が進む中、監査回避を目的に離職しパスポートを取得して海外へ渡る動きが浮上。資産確認は家族名義や海外不動産にも及び、当局は実態把握を急いでいる
中国共産党(以下、中共)の権力の本質は、典型的な「土匪型権力」である。すなわち、暴力によって権力を奪取し、さらに暴力によってその権力を維持するというものである。