中共軍幹部会議 複数の高官が姿見せず
中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席の張升民は5月27日、軍幹部会議を開いた。出席した軍高官のうち、上将は張升民だけで、ほかの上将は姿を見せなかった。また、複数の中将も異例の欠席となった。
中共官製メディアの新華社によると、いわゆる「習近平強軍思想の浸透を深める専門会議」が5月27日、北京で開かれた。中共中央軍事委員会副主席の張升民が出席し、演説を行った。軍の各部門・各機関の幹部が出席し、意見交換を行った。
中共中央テレビの軍事チャンネルが報じた会議映像によると、壇上に着席していた上将は張升民1人だけだった。ほかの現役上将である国防部長の董軍、東部戦区司令官の楊志斌、中部戦区司令官の韓勝延は、いずれも出席していなかった。
関連記事
中国共産党高官の私的交流への規制が強まっていると、党指導部に近い消息筋が証言した。引退した最高指導部メンバー同士の通話にも届け出が必要だという。内部規制の存在や適用範囲は独自に確認できていない
中国共産党は29日、北京で4日間開いた第20期中央委員会第5回全体会議で、張昇民・中央軍事委員会副主席(68)を政治局員に選出した。来年後半の党大会を控え、軍中心に前例のない規模の粛清が続くなか、空席ポストを埋めた
習近平が中共五中全会後、自ら抜擢した高官を粛清する可能性が浮上。北京の消息筋が党内の権力闘争や次期人事を語った
習近平が自ら選んだ高官も次々失脚。反腐敗運動への異論が党内で浮上し、専門家は汚職を生む体制そのものに問題があると指摘
中国共産党の公式発表によると、今年1~9月、省・閣僚級以上の高官73人が取り調べ対象となった。全国で正式に取り調べを始めた案件は80万件。習近平が反腐敗の徹底を求める中、第21回党大会を前に粛清の広がりが注目される