2020年2月21日に英内務省報道室が公開したパスポートの写真 (STRINGER / UK HOME OFFICE / AFP)

中国資本関与の仏企業 英パスポート部品を供給 安全保障上の懸念も

イギリスやヨーロッパ各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給するフランス企業が、アメリカの輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や安全保障の専門家の間では、重要インフラの安全性や身分証明書の偽造リスク、サプライチェーンの脆弱性を懸念する声が出ている。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、フランスの電子部品メーカーLinxensは、主にパスポート用の電子インレイを製造している。インレイは、パスポートの表紙やデータページに埋め込まれる極薄の部材で、通常は外から見えない。小型のRFIDチップとアンテナを一体化したもので、所持者の個人情報、デジタル写真、指紋などの生体情報を保存し、非接触での電子読み取りを可能にする。生体認証パスポートを構成する重要な部品である。

Linxensは持ち株会社の傘下にあり、その主な投資家には、北京の投資ファンドである智路資本(Wise Road Capital)や建広資本(JAC Capital)などが含まれる。

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