米国株式市場が激しく乱高下 投資機関で見方に相違
強い米雇用統計の発表を受け、6月5日の米国株式市場は激しく乱高下し、主要3指数がそろって急落した。今後の資本市場の動向をめぐっては、ゴールドマン・サックスをはじめとする投資機関の見方が分かれている。
米株式市場の主要3指数は先週6月5日に一斉急落した。ダウ工業株30種平均は1.4%下落し、5万866.78ドルで引けた。S&P500種指数は2.64%安の7384.59ドルで、2025年10月以来最大の1日下落幅を記録した。ナスダック総合指数は4.18%安の2万5709.43ドルと、1100ポイント超の下落となり、2025年4月以来最大の1日下落幅となった。
分析機関は、米国株が「暗黒の金曜日」を演じた主因として強い雇用統計を挙げる。今回のデータは連邦準備制度理事会(FRB)が近い将来に利下げを実施するとの期待を大幅に後退させた。FRBが長期にわたって景気抑制的な金融政策を維持、あるいは利上げに転じる可能性があり、利上げがもたらす高金利環境は株式市場、とりわけハイテク株にとって主要な下押し圧力となる。
関連記事
イーロン・マスク氏は最近、人工知能(AI)データセンターの膨大な電力需要に対応するため、フロリダ州に本社を置くエネルギー会社を約10億ドルで買収した。
世界有数の先端AI半導体製造大手、台湾積体電路製造(TSMC)は7月16日、米アリゾナ州に1千億ドルを追加投資すると表明した。半導体製造業の米国回帰を強力に推進してきたトランプ大統領にとって、間違いなく朗報である。米商務省はTSMCのこの動きを歓迎した。
米6月のCPIは前月比0.4%低下し、2020年4月以来最大の下げ幅となった。インフレ鈍化でFRBの利上げ観測は後退したが、イラン情勢と原油価格の上昇が先行きの不透明要因となっている
米司法省は、アリババと米決済子会社が違法薬品の流入防止を怠ったとして、総額6億ドルで和解したと発表。約8万件の違法取引を防げず、管理体制の不備が問題視された
AI導入によるコスト削減を期待して人員削減を断行した企業が、今、人間中心の体制へと舵を切っている。現場のコスト増と品質低下に直面した企業が語る、「人」の価値とAI活用の本質とは。その教訓に迫る