タイフォン兵器システムは、基本的に海上配備型のMK41垂直発射システムを陸上移動式発射車両に搭載したものである。トマホーク巡航ミサイル、スタンダードミサイル6(SM-6)地対空ミサイル、またはパトリオット防空ミサイルを発射できる(米陸軍提供)

米国 日本に中距離ミサイルを配備へ 中共への抑止力強化

米国は中共に対する抑止力を強化するため、日本に中距離ミサイルシステムを配備する。これは米国が2019年に中距離核戦力(INF)全廃条約から離脱して以降、日本に初めて中距離ミサイルを配備するものとなる。

6月20日、日経アジアの報道によると、米軍は来週および9月、合同演習のため日本に中距離ミサイルシステム「タイフォン(Typhon)」を配備する。発射装置は日本国内にとどまる予定で、今回の措置は中共に対する抑止行動への米国の関与強化と見なされている。

米軍は、来週22日に始まる合同演習「ヴァリアント・シールド」(Valiant Shield)に、「トマホーク」巡航ミサイルを発射可能な地上配備型「タイフォン」ミサイルシステムを未公表の数量で派遣する。これらのミサイルシステムは、日本南部・鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に配備される。

▶ 続きを読む
関連記事
日本の防衛力に新たな一歩。海自イージス護衛艦「ちょうかい」がトマホークを初実射。反撃能力の整備に向け、運用能力の確認を進めている
中ロ艦隊が日本列島を半周。中ロ海軍の艦艇4隻が沖縄周辺から太平洋を北上し、宗谷海峡を通過。日本列島東方の海域を広範囲に航行した
防衛装備庁は15日、長射程自爆型無人機(UAV)の脅威に対処する「迎撃ドローン早期取得プログラム」の実証試験について、4社を受託企業に決定した。今回のプログラムは、従来の防衛装備品調達の進め方そのものを変える試みといえる
中国共産党(中共)による軍事的脅威が日増しに強まる中、日本の小泉進次郎防衛相は、防衛力を強化するため、日本は「国家安全保障における核兵器の役割」について議論する必要があると公に表明した。
中国海軍駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本EEZ内で実弾射撃を実施。中露艦隊は宮古海峡を経て太平洋側へ展開し、日本周辺で同時多発的な活動を確認した