2023年12月6日、フランスのフォアグラ(Dimitar DILKOFF / AFP via Getty Images)

中国 フランス抜き世界最大のフォアグラ生産国へ 低価格化で輸出も進展

フランス料理を代表する高級食材として知られるフォアグラは、フランスの食文化における象徴的な美食の一つとされてきた。しかし、業界アナリストや関係者の間では、中国が近くフランスを抜き、世界最大のフォアグラ生産国になるとの見方が出ている。これに対し、動物福祉団体からは懸念の声が上がっている。

ロイター通信によると、中国ではフォアグラが高級フランス料理の食材から、庶民的な食材へと変わりつつある。チャーハンに使われるほか、薄切りにして火鍋に入れる食べ方も広がっている。中国の飲食店では、フォアグラ一切れの価格は30〜70元(約700〜1600円)にとどまり、フランスのレストランで提供される15〜40ユーロ(約2700〜7400円)より大幅に安い。こうした大衆化の流れが、中国のフォアグラ産業の急成長を後押ししている。

業界アナリストの推計によると、中国の昨年のフォアグラ生産量は約1万4千トンに達した。10年前の2千トンから7倍に増え、世界最大の生産国であるフランスの1万5千トンに迫っている。

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