なぜ中共はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の模型を建造しているのか
台湾の著名なOSINT(Open Source Intelligence)研究者の温約瑟氏が、中国新疆にある対艦装備試験場を観察した際、中国共産党(中共)軍が5月中旬に「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」の立体標的を完成させていたことを発見した。
温氏は、これは中共軍が台湾周辺海域への侵擾に加え、対艦装備の試験も強化していることを示しており、その目的は米国の第一列島線における軍事展開への対抗および威嚇にあるとの見方を示している。
温約瑟氏は6月19日頃に投稿したSNSの記事で、中共が新たに建造した米軍艦模型を標的として対艦装備の試験を強化している情報を公開した。同氏は投稿の中で、台湾国家安全会議の呉釗燮秘書長が5月末以降、中共の艦船が台湾海峡周辺で活動する動態を順次公開してきたことに触れた。そのうえで温氏は、中共が新疆のシャプレクにある対艦装備試験場に「アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦」の標的を建造し、対艦兵器の試験を行っていることが判明したと指摘した。
関連記事
米ワシントンで開催中の航空・宇宙・サイバー会議で、トロイ・マインク米空軍長官が米軍は「軌道上の宇宙制御兵器」を保有していると初めて明言。一方、衛星軌道上では中共の衛星が破壊されていた
統合幕僚監部は9月14日、津軽・対馬海峡や奄美大島沖で確認したロシア艦艇3件、中国艦艇1件の動向を公表した。中露の情報収集艦を含む活動が日本周辺で相次ぎ、海洋進出の常態化が改めて浮き彫りとなった
航空自衛隊は2026年度の4〜8月、ロシア軍機や中国軍機に対応して347回の緊急発進を実施した。中国機への対応は累計215回で全体の約62%。ロシア機も8月に48回へと増加し、沖縄のF-15トラブルは現場負担を浮き彫りにした
那覇空港で航空自衛隊F-15の緊急着陸と主脚損傷が3週間内に相次ぎ、民間便にも影響が広がった。南西地域の防空任務を支える那覇基地では、高いスクランブル負荷と機体整備・再発防止が課題となっている
小泉防衛相は原子力潜水艦について、「選択肢を排除せず検討する」と表明した。長時間の潜航や高速航行といった利点がある一方、静粛性、法制度、世論などの重い課題も残る