2026年6月18日にホルムズ海峡沿いのバンダル・アッバスにタンカーが停泊している(Amirhassein Khorgooei/AFP via Getty Images)

原油価格 衝突前の水準に ホルムズ海峡再開で供給不安が緩和

アメリカとイランが停戦合意に達し、ホルムズ海峡の通航再開にも同意したことで、世界のエネルギー市場に落ち着きが戻りつつある。原油価格は6月25日、2月末の戦争勃発以降の上昇分を帳消しにし、衝突前の水準に戻った。天然ガス市場も第3四半期には徐々に落ち着きを取り戻し、供給量と価格は第4四半期にかけて衝突前の水準に近づくとみられる。

市場データによると、アメリカ産標準油種のWTI原油8月先物は1.66%下落し、1バレル約69ドルとなった。北海ブレント原油先物も1.79%下落し、1バレル73ドルを下回った。いずれも、2月に戦闘が始まる前の価格水準に戻った形だ。

市場調査会社Kplerのデータによれば、アメリカとイランが合意し、ホルムズ海峡の通航が再開されて以降、20隻以上のタンカーが同海峡を通過した。輸送された原油は計約3500万バレルに上る。

▶ 続きを読む
関連記事
ベッセント米財務長官は4日、アメリカとイランが同日または5日にも合意に達し、ホルムズ海峡を再開して商船の自由な航行を回復させる可能性があると述べた
米シンクタンクのリック・フィッシャー氏は、中共がイランに戦略情報や軍事部品を提供し、米軍の弾薬消耗を狙っていると指摘した。台湾侵攻への布石や、米国内で拡大する影響力についても警告した
イランは中国製の携帯式地対空ミサイル最大400基を受け取る見通しだと報じられた。トランプ大統領は、事実であれば習近平に「失望する」と述べ、武器供与をけん制した。中共外務省は報道を否定
トランプ米大統領は29日、米国はイランのあらゆる動向を把握しており、「ピックアックス山」の核施設を厳重に監視していると語り、イランをけん制
ヘグセス米国防長官は上院公聴会で、米イラン戦争中に中国とロシアが「程度の差はあるが」イランの活動を支援していたと証言した。中東、欧州、太平洋で米国が直面する軍事的脅威にも言及