2022年3月10日、習近平が北京の人民大会堂で開催された中国人民政治協商会議(CPPCC)の閉幕会議に到着した。(GettyImages)

習近平になお後継者不在 次期党大会控え権力構図に不透明感

中国共産党(中共)の習近平総書記が政権を掌握して14年目に入る中、後継者を明確に育成していないことに改めて注目が集まっている。最近では側近の蔡奇・党中央政治局常務委員が一部の重要任務を担っているとみられるが、来年開催予定の中共第21回全国代表大会(21大)を前に、中南海の権力構図には依然として不透明感が残る。

現在、多くの専門家は、習近平が21大での続投を目指し、一極支配をさらに強化するため、あえて後継者を指名しない方針との見方を示している。こうした姿勢は、中共の後継体制そのものを断ち切る「断後」の戦略との分析もある。

台湾国防部系シンクタンク「国防安全研究院」の研究員、沈明室氏は大紀元の取材に対し、「理論上、中共指導者の後継候補は、最高指導者が退任する前の党大会の時点で政治局常務委員会入りしているべきだ。しかし現在まで、そのような人物は現れていない」と指摘した。

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