カナダ政府文書2千件超が中共側へ流出か 元科学者を起訴
外国干渉事件に関与した疑いで、カナダ連邦政府に勤務していた中国系の元科学者を起訴した。政府機関のサーバーから2千件以上の文書を複製し、中国共産党(中共)当局の機関に渡した。
CBCによると、デニス・ルー被告はカナダ天然資源省の鉱物・エネルギー技術センターで、数十年にわたりクリーンエネルギー研究に携わっていた。主な研究分野は、炭素回収や脱炭素技術だった。
ルー被告は2023年8月に退職する予定だったが、退職予定の週に解雇された。その後、刑法違反の罪で起訴された。起訴内容は、コンピューターの不正使用2件と、連邦政府での職務に関連する背任1件である。
関連記事
米加貿易交渉の決裂背景にある、メキシコ・カナダを経由した中国製品の「大規模な積み替え貿易(関税逃れ)」の実態を論評。USMCAの優遇措置を悪用する問題点と、北米3か国が直面する現実的な選択肢を解説します
カナダと米国の対立背景にある「経済安全保障」の課題を解説。米市場へのアクセス維持と中国への依存回避という板挟みのなか、CUSMA交渉でカナダが直面する主権と強靭な戦略的バランスの必要性に迫る論評
トランプ米政権の発足以降、治安悪化やインフレへの不満を背景にラテンアメリカで右派政権への転換が加速。「ドンロー・ドクトリン」のもと米国が介入を強める中、保守化が進む中南米の政治情勢と課題を分析します
パナマ運河で水不足が深刻化し、9月4日から通航船舶数を制限する。米国湾岸から日本への原油輸送にも、遅延や通航料上昇の影響が出る恐れがある
コロンビアのM7.4地震で、死者が254人に上り、5千棟を超える建物が損壊した。当局は、死者数が今後さらに増える見通しだと警告