刻まれた徳育の根幹 論語の真義 学而編1
【はじめに】
『論語』は儒教の経典の一つであり、『大学』『中庸』『孟子』と並んで「四書」と称される。この四書に『詩経』『尚書』『礼記』『易経』『春秋』の五経を合わせたものが、古代の儒生が必読とする「四書五経」である。
明らかに『論語』は四書の首位に位置しており、その重要性は言うまでもない。しかし、『論語』は孔子の弟子および再伝弟子たちによって編纂されたものであり、主に語録体や対話体を用いて孔子とその弟子たちの言行を記録したものである。そして、そこには家庭、社会、国家統治、教育などのあらゆる面において「徳を重んじ、仁義を核心とする」という孔子の思想が凝縮されている。
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