洪水の中、赤ちゃんをバケツに乗せて避難する住民。(2026年6月、中国・湖北省陽新県竜港鎮、動画より)
現地取材で見えた共通の構図

予告なきダム放流 支援不足 情報統制 中国で繰り返される「天災人禍」

中国ではこの夏、各地で異常気象による被害が相次いでいる。しかし、被害を大きくしたのは豪雨やひょうなどの自然災害だけではない。ダム放流や避難情報の不足、被災後の対応の遅れなども重なり、住民からは行政対応を疑問視する声が各地で上がっている。

本紙が現地取材や住民への聞き取りを通じて確認した各地の実情からは、災害の陰で共通して繰り返される問題が見えてきた。

広西チワン族自治区ではダム決壊による洪水、陝西省や河北省では豪雨とひょう、重慶市では土砂崩れ、そして東北部の吉林省では豪雨にダム放流が重なり、街や農村で深刻な被害が広がった。

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