「地盤が抜かれた後で」シリーズ 第四篇
北京は何を見つめているのか 中国批判をためらう社会のつくり方 【地盤が抜かれた後で(4)】
並べて論じられることが極めて少ない、二つの事実がある。
中国共産党は国内において、文化的な異見を厳しく統制している。 その一方で国際的には、西側社会の多文化主義、人種や性別などの属性で分断を煽る「アイデンティティ政治」、そして反西側言説を積極的に支援している。
これは矛盾ではない。一つの完結した戦略だ。
関連記事
米中首脳会談後、双方が公表した文書には関税やAIを巡る説明に違いが残った。米側だけが記した事項もあり、台湾問題については双方とも言及していない
トランプ大統領が習近平を空港で出迎えた異例の対応。厚遇の一方、米軍基地では軍用機も並んだ。交渉の場づくりから国力の誇示、過去の歓迎への返礼まで、その狙いを五つの側面から読み解く
米宇宙軍とSpaceXが軌道データの共有で合意。スターリンク衛星の観測データと軍の高精度な情報を組み合わせ、宇宙ごみや衛星の動きをより詳しく把握する。将来的な軍事利用も視野に入る
中間選挙直前の米中首脳会談は選挙目当ての演出なのか。習近平が抱える国内事情と短期の貿易休戦を読み解き、トランプが「強い立場」から自国の労働者と経済の利益を優先して仕掛けた交渉戦略の意図と背景を論評する
失踪から30年のパンチェン・ラマや重刑に直面する黄之鋒、黎智英らを取り上げ、中国共産党による香港・チベットでの弾圧を告発。指導者を奪われ沈黙を強いられる世代の実態と、国際社会が記憶し続ける意義を問う