2026年7月24日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引フロアに設置されたデジタル画面に表示される市場の取引情報。Angela Weiss/AFP via Getty Images

迫りくるAIバブルの「噴煙柱崩壊」 デジャブを感じさせる既視感

論評

現在のAI関連金融資産のバブルは、住宅市場の過熱によって引き起こされた世界金融危機(GFC:Global Financial Crisis)や、「世界を代表するエネルギー企業」と称されたエンロンが、経営陣による巨大な金融詐欺によって劇的に崩壊した際の警告サインと、ますます似通ってきている。その共通点と相違点は、「歴史は繰り返さないが、しばしば韻を踏む」ということを、改めて示している。

エンロンには、実物資産と実際の収益を伴う正当な事業が存在していた。しかし、巨額の損失や債務を隠すために簿外取引の仕組みが乱用されたことで、その事業は蝕まれていった。エンロンの不正は、自分たちが何をしているのかを正確に理解していた経営陣によって行われた。そして彼らは、ウォール街の金融機関や自社の会計士、弁護士にも多額の報酬を与え、不正に協力させていた。

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