米中首脳会談 「語られなかったこと」こそ重要か
米中双方は首脳会談後、それぞれ成果を発表した。一方、公式発表に盛り込まれなかった内容こそが重要だとの見方も出ている。
今回、双方は共同声明を発表せず、主要な懸案でも大きな進展はなかった。一方、対話ルートの拡充や経済面で一定の譲歩を行い、関係の安定化に向けた複数の措置では一致した。米中はそれぞれ300億ドル相当の商品に対する関税引き下げや、AIをめぐる新たな対話の枠組みなどで合意している。
しかし、先端技術や台湾問題など、対立の大きい問題をめぐる双方の基本的な立場に大きな変化はみられなかった。主要な対立点は依然として未解決のままである。
関連記事
誘拐、監禁、身代金要求、臓器売買……。東南アジアで相次ぐ中国人失踪。なぜ、これほどの犯罪が野放しになっているのか
最新の統計によると、2025年の台湾の薬物事件は容疑者4万7千人、押収量1万3千kgを超え、近年で最多となった。薬物の前駆原料の92%が中国から流入しており、中国は台湾の薬物供給網の最大の供給源となっている
欧州が再び不穏な状況になっている。10月30日、イタリア各地で大規模な抗議活動が発生した。フランスとドイツでも、市民が10月31日に街頭デモを行う準備を進めている。ドイツの当局者は、フランスの混乱がドイツでも繰り返される可能性を懸念している。
米太平洋陸軍のロナルド・クラーク司令官は10月27日、中国が2027年までに台湾への武力侵攻に踏み切る可能性があるとされる「デービッドソン・ウィンドウ」について、「依然として有効だ」と述べた
米中間選挙後、米国とイスラエルがイランへの大規模攻撃を再開する可能性が浮上。72時間の集中攻撃やナタンズ近郊の地下核施設が焦点となる中、イランは周辺国との外交交渉を進める一方、ホルムズ海峡封鎖やミサイル攻撃を切り札としている