サツマイモ、豆類、そばなどの炭水化物を含む食品には、炎症を抑える働きがあります
炎症を抑える炭水化物とは 食物繊維とレジスタントスターチの働き
栄養に関する根強い誤解の一つに、「炭水化物は本質的に炎症を引き起こす」というものがあります。しかし、それだけでは真実のすべてを捉えていません。
サツマイモ、豆類、そば。これらの栄養豊富な食品は、いずれも炭水化物の供給源とされています。加工をほとんど施していない食品に含まれる炭水化物は、実際には炎症を抑えることがあります。
その理由は、二つの仕組みで説明できます。重要な理由の一つは、食物繊維が含まれていることです。食物繊維の摂取量が多いほど、慢性的な炎症性疾患のリスクが低いという関連が示されています。その一因は、食物繊維が腸内細菌叢(腸内にすむ多種多様な微生物の集まり)をより健康な状態に保ち、全身の炎症を抑える可能性があることです。
関連記事
CPAPが使えない睡眠時無呼吸症候群に「舌下神経刺激(気道のペースメーカー)」という選択肢?あご下に埋め込んだ装置が電気パルスで舌を動かし、気道閉塞を防ぐ革新的治療を解説。適用条件や手術の流れ、減量や筋トレを組み合わせた個別の克服法に迫ります。
コーヒーは眠気を覚ますだけではありません。腸内細菌を育む、薬の効き目を変える、鉄の吸収を妨げる。知っておきたいコーヒーの体への影響を、栄養学の専門家がわかりやすく解説します
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
甘味、酸味、辛味、苦味、塩味は、体を助ける一方で、偏ると負担にもなります。中医学の五味から食事を見直します