【分析】台北市長選 沈伯洋氏はなぜ支持を広げるのか 「洋流」と蔣万安市政への不満
台湾の2026年統一地方選挙を前に、台北市長選が注目を集めている。民進党の立法委員で、国立台北大学犯罪学研究所の准教授でもある沈伯洋氏への支持が、若者や無党派層などに広がっている。沈伯洋氏の名前の「洋」にちなんで「洋流」と呼ばれるこの動きは、従来の民進党支持層以外にも広がっている。
台北市では、国民党を中心とする「青陣営」が、民進党を中心とする「緑陣営」よりも優勢とされてきた。沈氏への支持の広がりが、この構図を変えるのか。台湾政界全体が選挙の行方に関心を寄せている。
本稿では、世論調査や市政への評価、インタビューでの発言、台湾海峡の安全保障情勢から、「洋流」が広がる背景を探る。蔣万安市長の市政運営に対する4つの不満、沈氏の7つの強み、選挙や政治に見られる7つの変化を取り上げる。また、支持層の拡大につながった出来事、中国共産党による国境を越えた弾圧や選挙介入の疑惑、蔣陣営の対応を整理する。
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