【分析】EU対中政策は「臨界点」へ 中国への対抗姿勢強める 貿易赤字と過剰生産で深まる対立
EUの対中政策が転換点を迎えている。フォン・デア・ライエン欧州委員長は、対中貿易赤字が1日あたり10億ユーロに達したと指摘。独仏も対抗措置の強化を求める中、中国の過剰生産や対中依存への警戒が、貿易と安全保障の両面で強まっている。政策転換の背景と今後の焦点を読み解く。
中国とEUの関係をめぐる動きが慌ただしくなっている。10月8~9日、北京で中国・EU貿易投資対話(TIC)の第2回会合が開かれた。これに先立つ7日、欧州議会は中国への強硬な対応を求める決議を圧倒的多数で採択した。
決議は、中国共産党の産業政策をEUにとって「存立に関わる脅威」と位置づけ、迅速な対応を求めた。また、中国をロシアによるウクライナ侵攻の「主要な推進者」とした。台湾海峡と周辺海域では、ヨーロッパ諸国の海軍による継続的な活動と合同演習を維持するよう呼びかけるなど、踏み込んだ内容である。
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