舌下神経は舌と脳幹をつないでいる。イラスト:エポックタイムズ、Shutterstock

舌下神経刺激で睡眠時無呼吸が改善? マスクを使わない治療の仕組み

睡眠時無呼吸のために持続陽圧呼吸(CPAP)装置を処方されても、6割近くの人が使い続けられずにいます。しかし、マスクを使わずに睡眠時無呼吸を治療する方法があるかもしれません。

その治療法は、舌下神経刺激と呼ばれています。マスクから空気を送り込んで気道を押し広げるCPAPとは違い、こちらは体の内側から働きかけます。小さな装置が、舌を動かす神経に向けて穏やかな電気パルスを送り、呼吸のリズムに合わせながら、舌をそっと前方へ押し出すのです。これにより、眠っているあいだに舌が喉の奥に落ち込み、気道をふさいでしまうのを防ぎます。

「舌下神経刺激は、よく『気道のペースメーカー』にたとえられます」と、睡眠医療を専門とするムハンマド・ウサマ医師はエポックタイムズに語りました。「患者さんは、眠る前に装置の電源を入れ、朝になったら切るだけです」

 

▶ 続きを読む
関連記事
4万人超のデータが示した「週末の寝坊」の意外な健康効果。適度な補眠が高血圧リスクを最大9%低下させる一方、4時間超はリスクが上昇。心臓専門家が語る、理想的な補眠時間とは
慢性炎症の原因は食事だけではありません。腸内環境、睡眠不足、ストレス、加工食品など、体の火種を燃やす習慣を見直します
考え事で眠れない、夜中に目が覚める。中医学の視点から、不眠のタイプ別に食養生とツボ押しを紹介します
家族に指摘されるいびき。その背景には、鼻づまり、舌や喉の筋力低下、首の緊張が隠れていることもあります。