(Jim WATSON / AFP)

米軍基地の冷凍設備にサイバー攻撃か 全米6基地で食品被害、仏でも類似事例

ハッカーによる攻撃は、軍用レーダーなどの重要設備だけにとどまらない。米軍基地の冷凍設備が燃やされる事態も起きた。

ロイターによると、今年8月、全米少なくとも6か所の米軍基地で、基地内の売店にある冷凍・冷蔵設備に異常が発生した。設備は冷却されるどころか、遠隔操作によって「霜取りモード」に切り替えられ、一晩で大量の食品が駄目になった。米国防総省は、単なる設備故障ではなく、サイバー攻撃の疑いがあるとして調査を進めている。

関係者によると、国防総省の調査担当者はフランスの関係当局とも緊密に連携している。フランスでは10月初め、350店以上のスーパーで同様のサイバー攻撃が発生した。ハッカーが冷凍・冷蔵設備の温度を遠隔で引き上げたことで、大量の冷凍食品を廃棄せざるを得なくなり、一部の設備では温度上昇により火災も発生した。

▶ 続きを読む
関連記事
英国議会の委員会が、中国製コネクテッドカーやIoT機器の安全保障リスクを警告。中共による情報収集や遠隔操作を懸念し、重要インフラへの導入制限を提言した。英国の大学と中共軍関連機関の共同研究にも警鐘
台湾で対中政策を担う大陸委員会は、五中全会後、中共政権が「グレーゾーン」行動を強化し、台湾および周辺国の海域管轄権に段階的に挑戦する可能性があると警鐘を鳴らした
世界最大の暗号資産取引所バイナンスから、約63億4千万ドル相当の暗号資産がハッカーに盗まれた。同社は初期調査報告書で、今回の攻撃は偽の採用面接やマルウェアなど複数の手法を組み合わせた、計画された多段階のサイバー攻撃だったと説明した
中国製EVが軍事演習中の兵士の行動や軍事施設の暗証番号を記録。欧州で情報収集への警戒が強まるなか、米国は中国製自動車への規制を強化し、安全保障上の審査を家庭用ロボットにも拡大している
英国の探検家カール・ブッシュビー氏が、28年かけて約5万キロを踏破し、徒歩世界一周の旅を終えた。交通機関を使わず、密林や氷の海峡、入国制限や資金難を乗り越えて帰郷