学者の憂慮:中共はその手をすでに台湾政治に伸ばした

【大紀元4月18日】(大紀元総合報道)18日午前、中国大陸の国務院台湾事務弁公室(以下は「国台弁」と略する)は、政府筋の新華社を通じて、中共総書記胡錦濤が親民黨の宋楚瑜主席を大陸訪問に招いたことを発表した。これに対し、民進党議員団は、個人的訪問に対してはノーコメントだが、公的権力に関わるところは、共通認識確認後訪問したほうがいい、旨を表明した。民進党の副主席である蘇貞昌は、政党の間に、政党の利益を国家並びに国民の上に置いて、お互いに我勝ちに争うにはいかない、と述べた。淡江大学米国研究所所長である黄介正は、「北京の手は、すでに[台湾]国内政治に伸びた」ことが確かめられるだろう、と強調した。

国民党の秘書長である林豐正は、大陸へ出発すると同時に、「国台弁」は18日午前中、政府筋の新華社を通じて、中共総書記の胡錦濤は親民黨の宋楚瑜主席を大陸訪問に招いたことを表明した。親民党側は、この招待を喜んで受け入れ、そして近いうちに関連することを対岸と相談する上層部の代表を派遣する。また親民党は、宋楚瑜の大陸訪問時期は、5月14日の任務型国会代表選挙を行う前に決まる。

緑陣営:公的権力に関し共通認識をもって訪問を

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