中国外務官「610オフィス」について言葉を濁す、中豪間・第九回人権会談

【大紀元日本7月1日】中国と豪州両国間の第9回人権会談が6月27日、北京で行われた。今回の人権会談は、元中国外交官・陳用林氏と国安局職員・カク鳳軍氏が、豪州で中国政府の恐怖政治の内幕を暴露し、政治亡命を申請後に開かれたため、会場は非常に敏感な雰囲気に包まれていた。中国外務省外務大臣補佐・瀋国放氏は「中国政府は海外において、法輪功学習者らの活動を制限する責任がある」と発言し、多くの海外マスコミの関心を集めた。

その発言に対し、28日にSBS放送は、世界ニュース番組で、シドニー法輪功学習者・李迎氏の取材インタビューを放送した。「外務補佐官・瀋国放氏の発言は、受け入れられないものである、中国政府は豪州政府に、法輪功活動を制限するよう要求する権利はないはずだ」と李迎氏は抗議した。

また、ABC放送は夜間番組「レイトライン」で、駐中国特派員記者が外務大臣補佐官・瀋国放氏に法輪功を取り締まる「610オフィス」の存在について質問を投げかけると、瀋大臣補佐官は「610オフィスだって?」と聞き返し、「610オフィスは存在しないのか?」という質問に対しては、回答はせずただ笑ってごまかし言葉を濁した。

 

関連記事
韓国与党「国民の力」は野党「共に民主党」主導で行われた、大統領権限を代行する韓悳洙首相の弾劾訴追案と関連し、憲法裁判所に権限争議審判および効力停止仮処分を申請した。
韓国国会は27日の本会議で、 尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾だんがい訴追案を可決した。
中国人留学生は、物品はオンラインで購入されたものだった。防弾チョッキや対戦車用グレネードランチャーに類似した物品が押収され、ロシア刑法第226.1条(軍事装備の密輸)の容疑で起訴されている。
元米国海兵隊パイロットのダニエル・デューガン容疑者が、中共軍への違法な訓練を行ったとして米国に引き渡されることが決定。豪州当局は、彼の起訴と引き渡しを進めている
北極海と北大西洋の間にあるグリーンランド。トランプ氏は22日、デンマーク王国内の自治領である同島について、米国による管理と所有が「世界の安全と自由を確保する上で絶対に必要だ」と述べた。トランプ氏の発言の真意は?