台湾総統府のホームページに「台湾」を表記
【大紀元日本8月3日】台湾総統府の公共事務室は、総統府の世界情報ホームページの中国語、英語版には、7月30日から、「中華民国」の見出しに続き、新たに「台湾」の文字を加え、「中華民国(台湾)総統府」として表示すると公表した。
中央社の報道によると、公共事務室の陳文宗氏は、「多くの人から、見出しの「中華民国」(Republic of China)が対岸の中国(China)と誤解され、多大な迷惑と不便に見舞われているという指摘を受けた」と明かし、今回の修正理由を説明した。
陳文宗氏は、海外の多くのネット閲覧者が、中国大陸のホームページと誤解し、江沢民前中国国家主席や胡錦涛現国家主席宛ての手紙を総統府に送りつけ、総統府が代理転送できないため、処理に困っていたと述べた。
パスポートに「台湾」を表記
BBC中国語ネットによると、台湾政府は、2003年にパスポートに「TAIWAN」(台湾)と英文で書き記すことを決定したが、中国政府は、強い不満を表し、「国家分裂活動の継続である。双方の関係の崩壊に繋がる厳重な措置」と厳しく反応した。
それに対し、台湾の当時の外交部長・簡又新氏は、「台湾人が出国の際に、中国大陸の人と誤解され、パスポート問題でトラブルに遭っている。この措置は単純に効率性を考慮したものである」と中国側に理解を求めた。
報道によると、当初台湾政府は、パスポートに「Issued in Taiwan」(台湾発行)と書き記すつもりだったが、激しい論議を経て、最終的には、「TAIWAN」のみに決定したという。
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