カナダ法輪功、中国幹部の入国拒否を要請

【大紀元日本10月15日】今月下旬にカナダを訪問する予定の中国南部広東省黄華華省長について、カナダ在住の法輪功学習者らはこのほど、法輪功弾圧の加担者である黄省長の入国はカナダ移民法入国拒否条例に抵触することから、入国を拒否するようカナダ政府に要請した。

カナダ・バンクーバーの法輪功学習者は「黄省長は法輪功集団弾圧に積極的に参与した中国高官の一人。彼の指揮下で、広東省で97人もの法輪功学習者が死亡した」と入国拒否の理由を明らかにした。

全世界法輪功学習者を救援する委員会」が民間ルートを通じて調査した結果、2005年10月2日現在、広東省では少なくとも97人が弾圧の中で殺された。その内の42人は2003年黄華華が省長就任後に死亡した。また、同委員会の調査によると、1999年から2002年まで、黄が共産党広州市委員会書記に在任中、少なくとも14人が殺され、3人は重度の身体障害者に、3人は精神分裂症になり、66人が残酷な拷問を受けたという。

同委員会の調べによると、政府高官として黄省長は忠実に中国共産党の弾圧政策を実行し、法輪功を敵対勢力として位置づけ、広東省内で行われた弾圧を陣頭指揮した。カナダ法輪功学習者らによると、黄省長のこれらの行為は、カナダ移民法に定められた入国拒否条例(第3条第5項(1)(a)及び第3条第31項)に抵触するとしている。

学習者らは13日に首都オタワや、バンクーバー、エドモントンなどの都市で同時に記者会見を開き、連邦政府に同省長の入国拒否を呼びかけた。カナダ法輪功学習者・段凱文氏は、かつて広州市在住の電子技師だったが、2年間も監禁され、数々の残酷な拷問を受け、重労働を強いられ、洗脳教育を強要された。段氏はエドモントンの記者会見で自ら受けた迫害を暴露したという。

(大紀元記者・李梅)
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