鳥インフルエンザ、各地へ感染拡大
【大紀元日本2月15日】世界保健機関(WHO)は13日、インドネシアで人が鳥インフルエンザに感染した26人目を確認し、さらに西ジャワ島で4人が感染した疑いがあると発表した。
WHOによると、昨年インドネシアで鳥インフルエンザに感染し、H5N1型ウイルスが検出された患者は生存していると示し、同国ではすでに18人が鳥インフルエンザによる死亡が確認され、そのうち7人は今年に入ってから死亡したと示した。
ギリシャ・テッサロニキ近くの港で死んだ白鳥を回収する保健機関職員(AFP)
鳥インフルエンザはアジア、アフリカ、ヨーロッパへと感染拡大しつつあり、ギリシャでもH5N1型ウイルスに感染した白鳥が発見され、人感染の疑いのある地元の29歳のハンターは、隔離され検査を受けているという。
また、欧州連合執行委員会は現地時間12日、スロベニアで白鳥よりH5型ウイルスを検出したことを発表した。現在、高病原性鳥インフルエンザであるかの確認を進めていると示した。欧州連合執行委員会によると、同白鳥発見地は隣国のオーストリアの境界と10キロメートル弱しか離れていないという。
一方、ルーマニアの黒海沿いカンスタンツァ港付近の村から死んだ鶏がH5型鳥インフルエンザに感染した疑いがあり、ロシアの黒海およびカスピ海地区で白鳥および野生の鴨よりH5N1型ウイルスを検出し、昨年末以来の最新感染症例である。
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